愛知県小牧市を拠点に、45年以上の実績を持つ株式会社フジシマです。
私たちは愛知県、静岡県、岐阜県、三重県の東海4県で浄化槽設置工事を専門に手がけており、戸建て住宅から老人ホーム、公共工事まで幅広い施工実績を積み重ねてまいりました。
浄化槽設置工事をご検討の皆様に向けて、工事の全体的な流れから必要な手続き、費用、工期まで、専門業者の視点から詳しく解説いたします。

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事前調査・設計段階の重要ポイント
浄化槽設置工事の成功は、適切な事前調査と設計から始まります。
私たちが45年間の経験で培った知識をもとに、最も重要な調査項目について解説いたします。
■ 現地調査で確認する項目
現地調査では、敷地の地形、既存の排水経路、建物の配置などを詳細に確認します。
特に重要なのは、地盤の状態と地下水位の調査です。愛知県内では粘土質の地盤が多く見られ、静岡県では火山灰土壌、岐阜県や三重県では山間部特有の地質条件があります。
これらの地域特性を踏まえた適切な基礎工事計画が必要です。
また、放流先の確認も欠かせません。
処理後の排水を安全に放流するため、側溝や水路への接続可能性を調査し、必要に応じて放流許可の取得も行います。
地盤調査の結果によっては、地盤改良工事や特殊な基礎工事が必要になる場合があります。
これらは追加費用が発生する可能性があるため、事前の詳細調査が重要です。
小牧市や名古屋市近郊では、軟弱地盤による浮上対策が特に重要になります。
■ 浄化槽のサイズ選定基準
浄化槽のサイズは、実際の使用人数ではなく住宅の延べ床面積によって決定されます。
必要な手続きと許可申請
浄化槽設置工事では、浄化槽法および建築基準法に基づく各種手続きが必要です。
適切な手続きを踏むことで、法令に準拠した安全な工事を実現できます。
■ 浄化槽設置届出書の提出
工事着手前には、必ず保健所への浄化槽設置届出書の提出が必要です。
この届出は、工事着手日の21日前(型式認定を受けた浄化槽は10日前)までに提出しなければなりません。
必要書類には、設置場所の案内図、平面図、立面図、構造図などが含まれます。
当社では、これらの書類作成から提出まで、お客様に代わって手続きを代行いたします。
️■ 工事着手前の各種許可
浄化槽設置工事には、浄化槽設備士による実地監督が法的に義務付けられています。
また、電気工事については電気工事士の資格が必要です。
当社では、これらの有資格者が確実に現場に配置され、安全で適切な施工を行います。
浄化槽設置工事の流れと工期
実際の工事は、掘削・基礎工事から始まり、浄化槽本体の設置、配管・電気工事、試運転・検査まで複数の工程に分かれます。
各工程での品質管理と安全管理が、長期間安定して使用できる浄化槽の設置につながります。
■ 掘削・基礎工事から設置まで
工事は地面の掘削から始まります。
浄化槽のサイズに応じて必要な深さまで掘削し、砂利による地盤改良や基礎コンクリートの打設を行います。
愛知県内の粘土質地盤では、特に排水処理と浮上防止対策が重要になります。
浄化槽本体の設置では、レベル調整と水平確保が重要です。
設置後は周囲を埋戻し、適切な転圧を行います。
この段階で、アクセス用の蓋周りの仕上げも行います。
■ 配管・電気工事の実施
建物からの排水管と浄化槽の接続、処理水の放流管設置を行います。
適切な勾配の確保と漏水防止処理が重要なポイントです。
電気工事では、分電盤からの電源配線と制御盤の設置を行います。
全工程を通じて、工事期間中は水を使用できない時間帯が発生します。
特に配管接続工事の際は、数時間から半日程度の断水が必要になる場合があります。
事前にお客様にはスケジュールを詳しくご説明し、生活への影響を最小限に抑えるよう配慮いたします。
設置費用の相場と補助金制度
浄化槽設置工事の費用は、本体価格、工事費、付帯工事費で構成されます。
地域の補助金制度を活用することで、費用負担を大幅に軽減できる場合があります。
■ サイズ別費用相場
2025年現在の浄化槽設置費用相場は、5人槽で80万円~100万円、7人槽で100万円~130万円、10人槽で120万円~150万円となっています。
これには浄化槽本体、基礎工事、配管工事、電気工事、試運転まで含まれます。
追加費用が発生する可能性がある項目として、地盤改良工事、既設浄化槽の撤去、宅内配管の改修などがあります。
現地調査の結果を踏まえ、詳細な見積もりを提供いたします。
■ 東海4県の補助金情報
東海4県の各自治体では、合併処理浄化槽への転換を促進するため、設置費用の補助金制度を設けています。
補助金の申請は工事着手前に行う必要があり、多くの自治体で予算に達し次第終了となります。
また、指定工事店での施工が条件となる場合が多いため、事前に確認が必要です。
当社では、補助金申請の代行手続きも承っており、お客様の負担を軽減いたします。
静岡県では、富士市や静岡市などで独自の補助制度があります。
岐阜県では各務原市や大垣市、三重県では四日市市や津市などで充実した補助制度を設けています。
補助金の内容や条件は自治体により異なるため、工事前に詳細をご確認ください。
補助金申請の流れとしては、まず自治体への事前相談から始まり、申請書類の準備、工事着手前の申請、工事完了後の実績報告まで複数の段階があります。
申請から交付まで数ヶ月要する場合もあるため、余裕をもったスケジュール設定が重要です。
また、単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への転換の場合、既設浄化槽の撤去費用や宅内配管工事費用も補助対象になる場合があります。
愛知県稲沢市の例では、撤去費に12万円、宅内配管工事費に30万円の加算補助があります。
設置後の維持管理と法定検査
浄化槽は設置後も適切な維持管理が法的に義務付けられています。
年3~4回の保守点検、年1回の清掃、年1回の法定検査が必要で、これらを怠ると浄化機能の低下や環境への悪影響につながります。
年間の維持管理費用は、5万円~10万円程度が目安となります。
内訳は保守点検費が2万円~3万円、清掃費が2万円~5万円、法定検査費が数千円~1万円程度です。
また、送風装置の電気代として月額1,000円~2,000円程度が必要になります。
愛知県小牧市をはじめとする東海4県では、地域の保守点検業者と清掃業者が連携したメンテナンス体制が整っています。
当社では、設置後のアフターサービスとして、信頼できる維持管理業者をご紹介し、長期間にわたって安心してご使用いただけるようサポートいたします。
浄化槽の耐用年数は適切な維持管理により20年~30年程度となります。
定期的な点検により、小さな不具合を早期に発見し、大規模な修理を予防することが可能です。
特に送風装置は5年~10年で交換時期を迎えるため、計画的な更新が重要です。
専門業者による安心サポート
株式会社フジシマでは、45年以上にわたる豊富な経験と実績をもとに、お客様一人ひとりのニーズに応じた最適な浄化槽設置工事を提供しています。
愛知県、静岡県、岐阜県、三重県の東海4県全域での施工実績があり、各地域の地盤条件や行政手続きに精通しています。
当社の強みは、現地調査から設計、施工、アフターサービスまでの一貫したサポート体制です。
浄化槽設備士や配管工の有資格者が在籍し、法令に準拠した安全で確実な工事を実施いたします。
また、各自治体の補助金制度にも精通しており、申請手続きの代行により、お客様の費用負担軽減をサポートいたします。
工事期間中の生活への配慮も重要なポイントです。
断水時間を最小限に抑える工程管理や、近隣への騒音対策、工事車両の駐車場所の配慮など、きめ細やかなサービスを心がけています。
浄化槽設置工事は、単に設備を設置するだけでなく、長期間にわたって安全で快適な生活環境を提供するための重要な基盤工事です。
専門知識と豊富な経験を持つ当社にお任せいただくことで、安心して工事を進めることができます。
東海4県で浄化槽設置工事をご検討の際は、地域密着型の専門業者として45年の実績を持つ株式会社フジシマまで、お気軽にご相談ください。
現地調査から見積もり提出まで無料で対応し、お客様に最適なソリューションをご提案いたします。










